高齢者の筋力低下について

年を取ると、体に無理がきかなくなる。若いころは毎週末テニスをしていたのに今は近所の散歩しかしていない。

また運動すれば体力を取り戻せる。

その通りです。ご年齢を重ねても体力や筋力は取り戻せます。もちろん年齢が若返るわけではありませんが、若いころより高いパフォーマンスを出すことは可能かもしれません。

なぜなら・・・

若いころのあなたもまた、最大のパフォーマンスで動けたわけではないからです。

もちろん今よりは体は元気だったでしょう。しかし、その時のあなたは毎日体を限界まで酷使して鍛えていましたか?

毎日かかさずジムに行ったり、30分のランニングをかかさずしていましたか?

ほとんどの人が答えはノーですよね?

それが普通です。基本的に人は忙しく、特にそれは大人になって責任が重くなればなるほど顕著です。

しかし、だからこそ今からでも若いころのパフォーマンスを超えられる可能性があるのです。

その具体的な方法とは?

応えの前に、自己紹介をしておきます。私は群馬県でスポーツトレーナー10年、理学療法士9年の経験を持ち高齢者の運動指導に関しては10,000本を超える経験があります。お客様の中には脳血管障害による片麻痺状態から仕事に復帰した方や、脊柱管狭窄症の痛みを軽減させスキー競技に復帰した方もいらっしゃいました。高齢者の運動のエキスパートと思ってもらえばよいと思います。

高齢になっても筋力や体力などの運動パフォーマンスで超える方法ですが・・・

とてもシンプルな答えです。今から体を鍛えましょう

実はこれだけでOKです。幸いあなたの住んでいる地域にはとても環境のいい公園やアスファルトの道路が必ずあります。しかも家から10分以内のところにほとんどの場合あるでしょう。

まずはそこで体を大きく動かすことから始めてみませんか?

ちなみにここまで読んだ方の中で「私は毎日散歩をしているから」「ラジオ体操をかかさずしているから」という人もいるでしょう。

実はこれだけでは不足なのです。

これだけで十分なのであればおそらく誰も要介護状態にはなっていません。そこで私がお勧めするのは、「石ひろい」運動です。

散歩に行くだけでなく、その道中で毎日必ず小さい石を100個拾ってみてください。別にゴミでもいいです。

ただし条件があります。それは

「必ずしゃがんで拾うこと」

ただこれだけです。しゃがむ→立つという動作を散歩に取り入れることで、散歩の運動量が倍になるくらいに考えてもいいと思います。

一説にはしゃがんだ姿勢からの立ち上がり1回で約20歩分の運動量が得られるというデータがあります。また、歩くという行為だけでは使える筋肉が少なく関節の動きも小さいです。しゃがむことによって下肢の関節すべての可動域を大きく使うことができるためより筋肉に強い刺激が与えられます。

これを毎日繰り返すことであなたの体は若いころに体験してこなかった新しい刺激を感じることができます。こういった小さいことの積み重ねなのです。

つまり、若いころにしなかった新しい刺激を毎日与えることであなたの体は若いころに比べて高いパフォーマンスで動くことができるようになるかもしれないということです。

というわけで高齢者の筋力・体力の低下は毎日の刺激的な運動で取り戻せる可能性があるということをわかっていただけたと思います。毎日刺激的な運動を続けるコツは以前私が書いた 群馬県で高齢者がフィットネスをするなら という記事を参考にしてください。

またもっと時間をかけずに筋力や体力をつけたい高齢者の方は、ぜひともプロにご相談ください。

相談は以下のお問合せフォームより受け付けています。

→相談したい方はここをクリック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です